Double Cast

Double Cast作家紹介

 

★会期中、スタジオでは作家によるパフォーマンス/撮影/編集作業が連日行われます。
詳細はタイムテーブル(PDF, 120KB)をご覧下さい。
※田口行弘は4月8日まで


岩井作品ドローイング
●岩井優(Masaru Iwai)

1975年京都生まれ。東京芸術大学美術科博士課程在籍。
彼の作品は、都市の中に存在する身近な事物をモチーフとし、それらの「機能性」に注目してユニークな解釈を付与し、関わりがないと思われていた事物との間を繋ぐことで、コミュニケーションの可能性を生み出していきます。──ホームレスのブールシートテントとラブホテルを組み合わせる/資源ゴミの回収コンテナを大量に繋げてパーティーを行なう/車を毛糸のニットで改造する。作品は観客に使用・参加を促し、体験することで記憶を定着させていきます。それらの作品によって我々のもつ日常的な物に対する眼差しは、アクティブな使用法へと変換されていきます。
今回、岩井はトーキョーワンダーサイト本郷内に多くの人がアクセス可能な《ミーティングスペース》を設置し、展示空間としてのホワイトキューブから、他者の意見に具体的に触れることができるパブリックスペースへと変化させます。その様子は日々撮影・編集され、Web上に公開されていきます。インスタレーションと映像との組み合わせは、これまで展開されてきたものに対して次の段階を示唆するものとなっています。
http://masaruiwai.exblog.jp/

 

田口作品ドローイング●田口行弘(Yukihiro Taguchi)

1980年大阪生まれ。東京芸術大学美術学部絵画科卒。2005年よりベルリン在住。
彼は身体性を強調したパフォーマンス、インスタレーションを主にドイツにおいて展開しています。ビニール袋をかぶり道行く人、公園で休んでいる人たちにホースで呼吸を送ってもらう《Gift(英語では贈り物、ドイツ語では毒)》、旧銀行での展示では、床のカーペットを剥がし、持ち上げた《Auf》など。彼の作品によって、息をすることやカーペットといった普段気にもとめないことが異様な出来事として我々の前に現れます。
今回、田口は《Gift》を発展させ、撮影セットと組み合わせた大きなビニール袋を出現させます。膨張・収縮によって変容するインスタレーションは、期間中、実際に鑑賞者も袋の中へ入り、その中で行われる様々なイベントやレクレーションを通して、その空間を体験することができます。その体験は、私達がなにげなく接している物事を浮かび上がらせ、再考を促します。
http://yukihirotaguchi.com/

 

 

■岩井優 過去の作品

Car and Nit01 Car and Nit02
  Car and Nit 2006 installation
   
ラブテント01 ラブテント02
  ラブテントLove tents 2004 installation

 

 

■田口行弘 過去の作品

Auf 2006 installation01 Auf 2006 installation02
  Auf 2006 installation
   
Gift 2006 Performance01 Gift 2006 Performance02
  Gift 2006 Performance

 

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